キャンプにもだんだん慣れてきたから、そろそろ冬キャンプに挑戦してみたい。
初心者だけど、寒さ対策や持ち物は何を準備すればいいんだろう?
そんなあなたへ、キャンプ歴5年の筆者が冬キャンプの魅力や注意点を解説します!
ぜひ最後までお読みください。
冬のキャンプの魅力4つ!
それでは最初に冬キャンプの魅力をお伝えします!

1.空気が澄んでいる
冬の空気は水蒸気や空気中に含まれているチリが少なく空気が澄んでいるので、星空もきれいに見えます。静けさが漂う中、満点の星空を見上げていると、夜空に吸い込まれそうな感覚を味わえます。早朝は朝霧の中迎える日の出は幻想的で、一度体験するとクセになりますよ!
2.虫がいない
アウトドアは好きだけど虫は苦手という方は案外多いのではないでしょうか。ランタンの灯りに虫が寄ってきてしまいテントの中にも入り込んでしまうと、せっかくの楽しい気分も台無しになってしまいますよね。虫を気にせずキャンプができると、楽しさが2倍にも3倍にもなります。
3.設営で汗だくにならない!
キャンプ場についていざ設営!終わってみたら汗だくで身体中ベトベト…
いざキャンプを楽しもうと思っても、汗でべたついて落ち着かない。冬のキャンプはそんな汗による不快感がないので快適に過ごせます。
4.焚き火が心地よい
キャンプといえば焚き火!という方は多いはず。夏のキャンプでは気温が下がらないため、焚き火をしても暑くなってしまい楽しめません。寒い中、焚き火の前で暖をとりながら、お酒やコーヒーを飲んで静かに時間が過ぎていくのを楽しむ。
冬キャンプでは焚き火の醍醐味がより味わえます。
冬キャンプの寒さ対策6選!

冬キャンプの魅力は伝わったでしょうか。
では冬キャンプを満喫するための注意点を見ていきましょう。
1.冬用のテントを使う
冬用のテントはスカートが付いていれば、地面との隙間風を防いでくれます。テント内でストーブなどの暖房器具を使うのであれば、T/C素材のものなら燃えにくくて安心です。
※スカート:テントと地面との隙間を防ぐための布です。
※T/C素材:ポリエステルとコットンの混紡生地のこと。
2.シュラフは冬用のものを!
シュラフは冬用のものを用意することを強くおすすめします!
筆者は秋から冬にかけてのキャンプで3シーズン用のシュラフを使い、大変な思いをしたことがあります。
キャンプ場は標高が高い場所にあることが多く、秋口でも夜の冷え込みは想像以上に強く、地面からの冷たい空気により身体が冷えやすくなります。
「3シーズン用のシュラフでも何とかなるかな」と少し油断をしてしまい、底冷えをして朝方まで眠れなかったことがありました。
冬用シュラフは価格が高いものも多いですが、対応温度を確認し氷点下になっても暖かさが保てるものを用意することをおすすめします。
3.ストーブやカイロなど暖房グッズの準備
寒さ対策として暖房器具を使うのも効果的です。
石油ストーブやカセットガス対応のストーブなどを使い、テント内を温めると快適に過ごせます。カイロは身体に貼るだけでなく、シュラフの足元に入れるという使い方もあります。
4.重ね着できる防寒着を選ぶ
防寒着のポイントは重ね着です。
ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの3種類のウェアを重ね着することで効果を最大限に発揮します。
ベースレイヤーは肌着です。
ユニクロのヒートテックなどの機能性インナーがおすすめ。
ミドルレイヤーは中間着で、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着ます。
フリースなどの保温性に優れたものが適しています。
アウターレイヤーは一番上に着るウェアです。
寒さの原因である風や雨を防げるものを着用します。透湿性の機能がプラスされたものであれば更にいいです。
5.キャンプ場に電源付きサイトがあるかを確認
電源付きのサイトであれば、寒さ対策の幅が一気に広がります。
焚き火で暖を取ろうとすると火おこしから始まりすぐに温まることができませんが、電気毛布やホットカーペットがあれば電源一つで寒さから身を守れます。
ストーブと違い火を使わないので、火事の心配が無いことも大きなメリットです。
6.炊事場はお湯が出るかチェックする
炊事場でお湯が出るか出ないか、それだけで冬キャンプのモチベーションが変わると言っても過言ではありません。
キャンプでは必ず洗い物が発生します。家ではお湯が出るので洗い物をする時に何も不便は感じません。
しかし、冬のキャンプ場の水はとても冷たく、手が冷たさに耐えられずに食器を洗いたくても洗うことができないほどです。お湯が出ると洗い物も苦にならず、手も温まり血行が良くなるので寒さ対策にもなります。
冬キャンプの注意点3つ
冬のキャンプは環境も含め、使用する道具も異なるので注意することがあります。
1.ストーブを使用する際は必ず一酸化炭素チェッカーを用意する!
寒さ対策で効果的なストーブですが、使用する際に一酸化炭素が発生します。テント内は空気が外に逃げにくいため、換気に気をつけないと一酸化炭素中毒の危険があります。
ベンチレーター(換気用の窓)を開けるなどの対策はもちろんですが、必ず一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。使用前は電池残量や動作に不具合が無いかを確認しましょう。2つ使用すると安全性がより上がります。
2.シュラフを濡らさないようにする
シュラフは水に濡れると保温性が低下します。特にダウン(羽毛)を使っている製品は水濡れに弱く、十分に性能を発揮できなくなります。
テント内は結露が発生しやすいので、気がついたらシュラフが濡れていたなんてこともあります。撥水加工がされたシュラフを選んだり、シュラフカバーを使って濡れるのを防ぐのもおすすめです。
3.暖房グッズによる低温やけどに気を付ける
ホットカーペットや湯たんぽなどは手軽に使える暖房グッズですが、低温やけどには要注意です。取扱説明書をよく読み、身体の同じ部分に当たり続けないように注意しましょう。
冬のキャンプを楽しもう!

冬のキャンプでは気をつけることがいくつかありますが、きちんと準備すれば十分に楽しめます。はじめのうちは、電源付きのサイトや管理人が常駐するキャンプ場を選ぶなど、整った環境で挑戦していくといいです。
冬ならではの楽しみ方がたくさんありますので、ぜひこれを機会に冬キャンプに挑戦してみてください!
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